自分が折り紙にはまったきっかけは、
小さいころすぎて覚えてないのだけれども、
いとこのお姉ちゃんが一緒に折り紙で鶴を折ってくれたことがきっかけらしい。
なんかお姉ちゃんが俺に鶴の折り方を教えてくれたみたいで、
ただそのとき俺めちゃくちゃ下手くそで、鶴とはかけ離れたクリーチャーが産まれたらしいんだけれども、
なぜか俺にとっては折り紙っていうものがめちゃくちゃ楽しくてめっちゃ喜んでたみたいで
そっからハマってたらしい。
とりあえず幼稚園のころから小6まではひたすら折り紙やりまくってた。
コンプレックス系折り紙過激派
で、折り紙って
「たった1枚の正方形の紙から、どこまで複雑な形を作れるか」に全力を注ぐジャンルがあるんだよね。
たった1枚の正方形の紙。はさみを使うのなんて言語道断。というジャンルなわけです。
こういうのをコンプレックス系折り紙(複雑な折り紙という意味)と言います。
小6のころの自分はコンプレックス系折り紙過激派だったので、
友達の小学生がはさみ使って折り紙とか言い張ってるの見ると
「紙を切り刻むんじゃねえ。そしてそんなものは折り紙とは呼ばない。」と内心ブチ切れていたりしました。
後は、ハサミを使わずに折るだけで複雑な形を表現している自分と、
ハサミで切り込みを入れる(自分にとっては〝ズル〟。禁忌を犯しているレベル。)ことで複雑な形を表現した友達、
難易度が明らかに違うのに、どちらも同じ基準で「すごーい!」と評価されることに、
「なんでだよ。全然違うだろ。」
とイライラしてたりました。
(こうやって思い返すと小学生のときの俺ヤバすぎて草。
こういうのを専門用語で〝面倒くさい人〟と言います。2回目。
当時小学生のガキだから許して。)
本を見ながら難しいものを折る小6
で、小6の頃は折り紙もだいぶ上手くなってて、
本を見ながらこういうのを折れるようになっていた。
たった1枚の正方形から、はさみ一切使わず折ったもの。
めっちゃ昔のやつだから全然写真残ってないけど…一部だけ。
こういうのって複雑すぎて、15cmの普通の折り紙じゃとてもじゃないけど折れないから
手芸店で薄手の紙を買ってきて、1m×1mの大きな正方形に切ってリビングで折ったりしてた。
あと紙選びから勝負は始まっていて、分厚い紙だと途中で紙が重なりすぎてまともに折れなくなるからから
カラペ紙っていう極限まで薄い紙を選ぶことが大事だったりするんだけれども、これ以上は割愛。
自分オリジナルで自在に形を作りたいと思うようになった中学~高校
で、本を見ながら難しいものが折れるようになったとなると、
次にやりたくなるのは「自分自身のオリジナルの作品を作りたい」というステージに進むことなわけです。
ということで、中学以降は自分自身のオリジナルの作品を作ることに熱心だったなと。
もちろん、最初から自分で作品を作るなんてマジで意味分からないし、
作りたいイメージがあっても、イメージとかけ離れたものしかできなかった。
けど、高校生に入る頃にはだいぶ学習して、
「紙のこの部分を足のパーツに配分して、紙のこの部分を胴体に配分すればいいな。
この位置から足を生やせば、いい感じの配置になるぞ。」
みたいなのも、折る前からある程度設計できるようになった。
とはいえ、もちろん折ってみると「なんか想定と違うな」となることもあるから
設計してみる→折ってみる→なんか違うなというところを踏まえて、修正してもう一度設計してみる→もう一回折ってみる→…
というのを繰り返して、納得がいくところまで繰り返すことでオリジナル作品を生み出していました。
(ちなみに一回テストで折ってみるだけで3時間~レベルでめっちゃ時間かかる)
ざっくりとだけ画像でイメージを伝えるとこんな感じ。
自分が特に気に入ってるオリジナル作品たちをいくつか紹介。
俺の思う最強のクワガタ
(特にモデルとなる品種はない。ギザギザが多いほどカッコいいなと思って作った。)
中世騎士
二刀流バージョンもある。
二刀流は男のロマン
リザードン
ガブリアス
ミュウツー
バクテリオファージちゃん
(これは生物の授業中に感覚で即興で作った。設計図すらなし)
これらももちろん、たった一枚の紙から正方形で折ったもの。
ハサミを使うのは言語道断。
純粋に折り紙の腕で言えば、高校生のころがピークだったように思う。
そっから受験勉強で忙しくなってやらなくなって、
何となくやらずに今に至る。
大学入ってから折り紙は全くやってないなと。
ただ、幸いなことにコンプレックス系折り紙が好きな友達もちらほら見つかったから、
機会があれば一緒に折りましょう。